2018年8月8日
浜田化学株式会社
株式会社ATOUN
浜田化学株式会社(本社:兵庫県尼崎市、代表取締役社長:岡野嘉市、以下浜田化学)は、労働者の身体的負担の軽減と作業効率の向上を目的に、株式会社ATOUN(アトウン、本社:奈良県奈良市、社長:藤本弘道、以下ATOUN)が提供する腰用パワードウェア「ATOUN MODEL Y」(※1)を、廃食用油(※2)や食品残渣(※3)リサイクルを推進する本社リサイクルセンターに導入しました。
近年、食品リサイクルは、日本のみならず世界規模で注目されている重要課題のひとつです。その現場でのパワードウェアの活用は環境アクションを促進するものであり、社会的にも意義のある試みです。また、パワードウェアにとっても新しいジャンルへの進出となります。今後は浜田化学の全拠点へ順次展開し、トータルで12着の導入を予定しています。
このたび、「ATOUN MODEL Y」が導入されたのは、回収されてきた肉脂(牛脂や豚脂)を容器から取り出す抜缶作業の現場です。肉脂の回収は容器の種類や形状が一定ではないため機械化・自動化が難しく、特に籠に入った肉脂は相当な重量になることから腰に負担がかかります。そこにパワードウェアを使うことで作業者の身体的負担を軽減するとともに、作業効率を向上させることを目指します。すでに現場の作業者からは、「これまで腰のサポーターを利用していたが、パワードウェアを着用することでサポーターが不要になったうえに、作業も楽になった」といった声も出ています。
今回のパワードウェア導入による知見を生かしつつ、今後はATOUNと浜田化学の両社で協働し、リサイクル業界や環境ビジネス領域の「働き方改革」についても積極的に提案をしていく予定です。
ATOUN コメント:
「今回の導入をきっかけに、環境ビジネス分野へのパワードウェア普及にも取り組んでいきます。まずは2018年度中に、リサイクル業界で20着の導入を目指します」
浜田化学 コメント:
「この装置の導入によって労働負荷を軽減し、また、センシングによる公平な業務評価を実現することで働きやすい環境を構築していきたい。今回の取り組みが、リサイクル業界の働き方改革の起点となってほしいと考えています」
※1:腰用パワードウェア「ATOUN MODEL Y」
床面付近から腰の高さでの荷物の持ち上げ下げの際に、腰の負担を軽減する、着るロボット。
http://atoun.co.jp/products/atoun-model-y※2:廃食用油
飲食店・スーパー・食品工場から排出される植物油、ラード、ショートニング、パーム油など。リサイクル後は飼料用油脂製品、塗料用原料、工業用燃料、洗剤原料、薬用ハンドソープなどとして出荷。
※3: 食品残渣
生脂(牛や豚の脂身)や油かす(加工中に発生した残りかす)など。
【本件に関するお問い合わせ】
浜田化学株式会社 広報関連:商事部 中野
電話:06-6409-1555
お問い合わせページ:
http://www.hamadakagaku.co.jp/inquiry.phpホームページ:
http://www.hamadakagaku.co.jp/index.php株式会社ATOUN 広報担当:福井
電話:0742-71-1878
お問い合わせページ:
http://atoun.co.jp/contactホームページ:
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